明日をつくる　　　　　紫翠苑２０２１

昨年の夏から始まった改築工事ですが、いよいよあと少しで竣工の予定です。新型コロナの影響で資材の入手が困難となり、一時は予定通りの竣工ができるかどうかハラハラしましたが、現場監督ほか建築スタッフの方々が方々手を尽くして資材を調達して下さり、半月ほどの遅れで工事は進行しています。
大勢の職人が手分けして夜遅くまで内装を進めてくださっている施設の外観が暗闇に浮かび上がってきたところをご覧ください。

令和４年３月、新しい建物ができあがりました。
建物ができて、外構と言われる周囲の設備もでき、舗装がされ、緑地帯の植栽も終わりました。
４月に入り、玄関前のコンクリートの壁に、モニュメントとなる六羽のちょうちょが取り付けられ、最後に紫翠苑の看板が据えられて、ようやくすべての外観が現れました。

今夜が仲秋の名月だと、もう9時を過ぎてから気が付きました。一日ぐずついた空模様だったので、夜空を見上げることもしていなかったのでタイミングを逸しました。
居残り勤務が終わって駅に向かって帰る人から月が出ているという知らせがあり、慌てて屋上に上がってみたら、雲がかかってはいたが明るい月が望めました。工事前の一昨年のお月見は盛大にやったことを思い出しました。
いよいよ明日は初めての旅立ちがあります。よく寝て元気に旅立っていってほしいと思います。

気が付けばもう5月。3月のシルバーリンで作った指輪を大事につけている人を見ると、その方の思いの深さが感じられます。「私は幸せになりたい。この指輪は私の毎日をみてくれている。」心をこめて丹念にこさえた指輪だったことを見ていたので、きっとそう思っているのだろうと感じます。紫翠苑に来て2か月経って、まだ進路に悩んでばかりの毎日だけど、頑張って欲しいと思います。